リモワはアルミかポリカーボネートか?衣装を運ぶ声楽家のサイズ選び
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どうも、氷見健一郎です。
リモワのスーツケースを選ぶとき、まず迷うのが「アルミにするか、ポリカーボネートにするか」ではないでしょうか。
リモワらしい存在感のあるアルミには惹かれますし、移動を考えれば軽さも捨てがたい。さらにサイズまで選び始めると、なかなか決められません。
僕は声楽家という仕事柄、公演のために衣装を持って移動します。そのため、スーツケース選びでも、何泊分の服が入るかだけでなく、衣装をどう収められるか、ほかの荷物を一緒に入れられるかを重視しています。
そんな僕の選び方は、機内持ち込みサイズならアルミ、大きなサイズならポリカーボネートの軽さを優先するというもの。現在使っているのはLサイズです。
今回は、リモワの素材やサイズ選びについて、実際の使い勝手と公式の製品情報を交えながら紹介します。
リモワの魅力は、使いやすさと持つ楽しさ

リモワは1898年にドイツのケルンで創業したラゲージブランドで、現在はLVMHグループに属しています。特徴的な溝の入った外観は、空港や駅でも目を引きます。LVMH公式発表
僕がリモワに感じる魅力は、旅の道具としての使いやすさに加えて、持っていること自体を楽しめるところです。
アルミの落ち着いた存在感も魅力的ですし、カラーモデルの美しさにも惹かれます。定番を選ぶ楽しさもあれば、人と少し違う色を選んで、自分の旅の相棒にする楽しさもあります。
とはいえ、気軽に買い替える価格帯ではありません。見た目の好みと、荷物を詰めた後の使いやすさ。その両方に納得して選びたいと思います。
アルミとポリカーボネートは、どれくらい重さが違う?

素材を選ぶうえで、まず確認しておきたいのが本体の重量です。
リモワには複数のシリーズがありますが、ここではアルミ製の「Original」と、ポリカーボネート製の「Essential」を比較します。
| サイズ | Original〈アルミ〉 | Essential〈ポリカーボネート〉 | 重量の差 |
|---|---|---|---|
| Cabin | 4.3kg/35L | 3.2kg/36L | 1.1kg |
| Check-In M | 5.4kg/60L | 4.1kg/60L | 1.3kg |
| Check-In L | 6.2kg/86L | 4.8kg/85L | 1.4kg |
※2026年9月9日時点の公式掲載仕様。Originalはシルバー、EssentialはCabinがマットブラック、Check-In M・Lがグロスグリーン。同じサイズ名でも外寸・容量が異なります。
出典:Original Cabin、Original Check-In M、Original Check-In L、Essential Cabin、Essential Check-In M、Essential Check-In L
1kg少々と聞くと、小さな差に感じるかもしれません。しかし、これは何も詰めていない状態での差です。
階段で持ち上げたり、乗り物に積み込んだりするときはもちろん、航空会社の重量制限を考えるときにも、この差が効いてきます。
見た目だけでは分かりにくいですが、購入前に確認しておきたいポイントです。
機内持ち込みなら、僕はアルミを選びたい

僕が機内持ち込みサイズでアルミを選びたくなるのは、作りのしっかりした感触と、荷物を押さえやすい内装が気に入っているからです。
特に便利だと感じるのが、荷物の量に合わせて調整できる仕切りです。
服がぎっしり入っていないときでも、面ファスナーで位置を調整しながら押さえられると、中身の動きを抑えやすくなります。少ない荷物でも固定しやすいことは、思っている以上に使い勝手に影響します。
衣類だけなら隙間を埋めやすいのですが、ガジェット類が加わると形も大きさもばらばらになります。こうした荷物を収めるとき、内装の調整が利くことに安心感があります。
もちろん、仕切りで固定するだけで精密機器を保護できるわけではありません。機材は個別の保護ケースなどに入れたうえで、スーツケースの中でも動かないように収めたいところです。
一方、軽さを最優先するなら、機内持ち込みでもポリカーボネートは有力な選択肢です。アルミ製のOriginal Cabinは本体だけで4.3kgあるため、荷物を詰めたときの総重量まで考えて選ぶ必要があります。
なお、「Cabin」という名称でも、すべての便で持ち込めるとは限りません。利用する航空会社・便の条件と、ケースの外寸や重量を照らし合わせておきましょう。
外側だけでなく、内側の仕切りも見てほしい
リモワを選ぶとき、ぜひ確認してほしいのがケースの内側です。
片側をファスナー付きのネットで閉じる構造は、衣類をまとめて収納するのに便利です。一方、小さな機材や形の異なるものを入れるなら、隙間の埋め方や固定方法も考えておきたいところです。
現行のEssential Cabinには、片側にジップ式メッシュポケット付きの仕切り、もう片側に高さを調整できるフレックスディバイダーが備わっています。RIMOWA公式・Essential Cabin
素材だけで収納の使い勝手が決まるわけではなく、内装の構造と入れるものの相性が大切です。
僕なら、実物を開きながら次のようなことを確認します。
- 衣類と小物を、それぞれどちら側に入れるか
- 荷物が少ないときにも、仕切りで押さえられるか
- ポーチや機材ケースを入れたとき、隙間ができすぎないか
- 仕切りやファスナーを、無理なく開け閉めできるか
外観の写真だけを見ていると気付きにくい部分ですが、普段の荷物を思い浮かべながら確認すると、自分に合う一台を選びやすくなります。
M・Lサイズは、ポリカーボネートの軽さが魅力

大きなサイズになると、僕はポリカーボネートを選びたくなります。
衣装に加えて着替えやほかの荷物を入れると、ケース全体がどうしても重くなるからです。荷物が増える旅ほど、本体を軽くできるメリットが大きいと感じます。
先ほどのCheck-In Lでは、OriginalとEssentialで本体重量に1.4kgの差があります。同じ総重量に収めるなら、その分だけ中身に使える重さが違います。
容量の大きなケースには、つい「まだ入る」と荷物を詰めたくなるものです。しかし、入る量と無理なく運べる重さは別問題。
大きなサイズほど、容量と本体重量をセットで見ることが大切だと思います。
衣装を運ぶ僕は、泊数だけではサイズを決められない
スーツケースは「何泊用」という目安で選ぶことが多いと思いますが、僕の場合は衣装の収まり方が重要です。
僕の感覚では、Mサイズくらいになると、衣装を二つ折りにして入れやすくなります。衣装を受け取ったときの形を、なるべく保ちながら収められるイメージです。
Lサイズになると、衣装に加えてほかの荷物を入れる余裕が出てきます。
現在Lサイズを使っているのも、衣装だけでケースをいっぱいにせず、旅に必要なものを一緒に運びたいからです。
もちろん、衣装の丈や厚み、ケースの内寸によって収まり方は変わります。大きなケースならシワが付かない、というわけでもありません。
スーツや演奏会の衣装を運ぶ方は、泊数の目安に加えて、畳んだ状態の衣装が無理なく入るかを基準にすると選びやすいと思います。
キャスターの使い心地も、リモワを選ぶ理由
リモワを使っていて、キャスターの動きは以前より良くなったように感じています。
世代ごとの違いを測定したわけではありませんが、転がしたときの感触も、僕にとっては満足度につながる部分です。
公式には、OriginalとEssentialの両シリーズに、全方向へ走行できるマルチホイールシステムが搭載されています。RIMOWA公式・Original Cabin、Essential Cabin
転がす、向きを変える、持ち手を伸ばす。こうした操作は、旅の間に何度も繰り返します。
店頭では外観だけでなく、ハンドルを自分の使いやすい高さに合わせて、少し動かしてみるのがおすすめです。空の状態と荷物を入れた状態では感触が変わりますが、握りやすさや操作のしやすさは確かめられます。
専門店で選ぶ時間にも満足感がある
僕が専門店で購入したときは、接客や説明が丁寧で、購入時の満足度も高かったです。
ネットで候補を絞っていても、実際に見ると色の印象が変わったり、大きさを実感できたりします。分からないことを聞きながら選べるのもありがたいところです。
高価な買い物なので、納得して選べたという気持ちは大切だと思います。
見た目や価格に加えて、仕切りの調整、持ち上げやすさ、ハンドルの感触まで確認する。そうした時間も含めて、長く付き合う道具を選ぶ楽しさがありました。
長く使いたいからこそ、生涯保証の条件も確認
リモワを長く使ううえで、心強いのが生涯保証です。
公式案内では、2022年7月25日以降に購入した新品のスーツケースが対象となっています。保証されるのは機能面の不具合で、通常使用による外観上の傷やへこみ、不適切な使用などによる損傷は対象外です。RIMOWA公式・保証FAQ
購入時期によって保証条件は異なるため、以前に購入した製品や中古品を検討する場合には、購入証明や適用条件も確認しておきたいところです。
旅を重ねれば、スーツケースにも使った跡が残ります。そのすべてを新品同様に戻すのではなく、旅の道具として使い続けるための保証が用意されていることに価値を感じます。
僕なら「何を運ぶか」からリモワを選ぶ

リモワを選ぶなら、まず自分の荷物と移動の仕方を思い浮かべてみると、素材やサイズを絞りやすくなると思います。
僕の基準は、次の三つです。
- 機内持ち込みサイズなら、アルミのしっかりした感触と内装の使いやすさを重視する。
- M・Lサイズなら、荷物を詰めた後の重さを考えてポリカーボネートを選びたい。
- サイズは泊数だけでなく、衣装など、いちばん場所を取るものがどう収まるかで決める。
そこに好きな色や、実物に触れたときの感触を重ねていく。そうすると、自分にとって納得できる一台が見えてきます。
格好よさに惹かれて、使いやすさにも納得して選ぶ。その両方がそろえば、荷造りの時間もちょっと楽しみになるはずです。
リモワを検討している方は、ぜひいつもの旅の荷物を思い浮かべながら、実物を開いて比べてみてください。
氷見健一郎は、宗教曲・オラトリオをはじめとする演奏会のバスソリストを承っています。公演のご依頼や出演のご相談は、公式サイト内の「問い合わせ」より、お気軽にご連絡ください。
