23/10/19 アウトリーチコンサートに出演してきました。
氷見 健一郎公式サイトをご覧下さりありがとうございます。
本日東京都内の小学校にてアウトリーチコンサートに出演してきました。公演詳細は以下を御覧ください。
アウトリーチコンサートは、演奏家が普段演奏しているホールを飛び出し、学校の体育館などに出向いて出張演奏する出前型のミニコンサートです。演奏家がわかりやすく曲の解説をしたり、トークを交えながら進めていきます。
いろんな反応をみせてくれる子どもたちに歌を聴いてもらえるのがいつも楽しみで、毎回今日はどんな演奏会になるかなと楽しみに出向いております。プログラムを考える上で、いつも歌っている校歌や、授業で歌ったことのある曲、合唱コンクールで扱われる曲など生徒のみなさんが触れたことのある曲をあえて入れることを大切にしています。
また、ホールの舞台と客席の距離よりも近い距離で聴いてもらうので、曲間には生徒のみなさんと演奏者のやり取りを挟んだりと、ただ演奏を続けるのではなく、一緒に楽しむをモットーに構成しています。そのひとつとしてクイズコーナーや、歌唱レクチャーコーナーを入れたりしています。
今日歌ってみて
とにかく今日の児童のみなさんは元気いっぱいでした♪最初の挨拶にも元気よく答えてくれたり、出演者紹介のときには、一人ひとりお辞儀をしたときに、「よろしくお願いします!」と声がけをくれたりしてくれました。これにはこちらもびっくりしてしまいましたが、きっと良い演奏会になるぞと確信をもった瞬間でしたね。
最初の曲には校歌を選んだのですが、前奏がなった瞬間からざわざわしはじめ反応も上々。今回、二重唱バージョンでお送りしたこともあり大きな拍手で喜んでいただけました。
オペラを劇場やホールで楽しんだことがある方はどれくらいいらっしゃいますか?という問いかけには思った以上の手が上がり、生活の中に声楽との接点がある子たちが多かったのは嬉しかったです。
今回のテーマにオペラを親しもうというのがあり、独唱、二重唱を楽しんで頂き、歌手が二人なのでこれ以上の編成はできないのですが、ピアノ・ソロコーナーとして、リゴレットの4重唱を題材にした、リストのリゴレットによる演奏会用パラフレーズを入れるというプログラムをご提案させていただきました。
将来はピアニストになりたいという児童の方も複数人いらっしゃったようで、このプログラムはとても喜んでいただけました。いつもは声楽クイズなのですが、今回はピアノに関連したクイズコーナーを実施。児童も先生も僕たちも楽しめた素敵な時間を過ごさせていただきました。
このクイズのシンキングタイムに僕の宴会芸、ボイスパーカッションを入れて密かに楽しんでいますw声を作らなくても、ベース音が出せるのは役得でしょうか♪旋律を歌いながらビートを刻む技をそろそろ習得したいです。
演奏会の最後には直江 香世子 編曲の日本歌曲メドレーで締めくくりました。中江 早希とコンサートで歌う時のために作っていただいた曲で、アウトリーチコンサートでは定番曲となっています。どの学校でも好評で、演奏会には欠かせない一曲となっています。日本の四季の移り変わりを日本歌曲で表現されており、曲調の変わる部分で四季が切り替わってゆく瞬間を音でも感じ取っている様子がみてとれました。
終演後は惜しみない拍手で送り出していただきました。校長先生をはじめ、教職員の方と演奏会後にお話させていただいたのですが、とても喜んでくださり、演奏会へみんなで行きませんかと呼びかけてくださったのが嬉しかったです。児童、生徒だけでなく、先生方も楽しめる演奏会になり、今日はとても良い日となりました。
最後に
本日出演したアウトリーチコンサートについての記事をお届けしました。ご依頼いただけましたら全国どこへでも出張させていただきます。演奏会のご依頼は問い合わせフォームをご利用ください。皆さんに喜んでいただける演奏をお届けできますと幸いです。