23/12/24 年末といえばやっぱりこの曲!神奈川フィルハーモニー管弦楽団さんの演奏でベートーヴェンの交響曲第九番を聴いてきました。

氷見 健一郎公式サイトをご覧下さりありがとうございます。

クラシック音楽ファンにとって年末に聴きたくなる曲ナンバーワンだと思いますが、ベートーヴェンの交響曲第九番が聴きたくなり神奈川フィルハーモニー管弦楽団さんの第九公演に昨日伺いました。本日はこちらの演奏会に行ってきた様子などご紹介させていただきます。

For Future 巡回公演シリーズ横浜公演

日時 2023年12月23日(土曜日)14時開演

会場 横浜みなとみらいホール

演奏曲目

ウェーバー/歌劇「オベロン」より序曲

ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」

指揮 園田 隆一郎

ソリスト

迫田 美帆(ソプラノ)

福原 寿美枝(メゾソプラノ)

澤﨑 一了(テノール)

青山 貴(バリトン)

神奈川ハーモニック・クワイア(合唱)

年末といえば第九

12月に入り、これを聴かないと年は越せないという方も多いベートーヴェンの交響曲第九番。この時期多くのオーケストラが第九演奏会を開催しています。各団体日にちが被っているにも関わらず、インターネットでチケットを取ろうとすると、どこも完売となっているのに驚きました。第九人気はすごいですね♪僕も急に演奏会に行ってこようと思いついたので、早い段階からチケットをとっておけばと少し後悔しました。

日を改めてということもできたのですが、この日の頭が第九を聴くという強い意志を持ってしまったため、N響さんのラジオ放送を聴くということで落ち着こうと考えましたが、やはりホールで聴きたい。そんなときにこちらのツイートを発見し当日券で鑑賞することに(かなフィルさんありがとうございます!!)。

みなとみらいホールに到着

当日券はチケットカウンターではなく、ホール敷地内、チケットもぎりの場所の隣で販売していました。支払い方法も現金だけでなく、クレジットカードでも支払いすることができました。最近ほとんど現金を持ち歩かないので、この配慮はとても助かりました。

会場内にはかなフィルさんの応援マスコット、ブルーダルのグッズコーナーが展開されており、新作もあるのでぜひ御覧くださいという案内もあり眺めてきました。僕のスマホにもブルーダルのストラップが付いていまして、紐が首輪のようについていて一緒にお散歩をしているような気分になり気に入っております。


一緒に写っているステッカーですが、左はミナトコーヒーさんと神奈川フィルさんのコラボレーションキャンペーンのノベルティでもらったティンパニを演奏するブルーダルステッカー。右側は演奏会後にアンケートに答えるともらえるステッカーでホルンを演奏するブルーダルステッカー。高校のときに管弦楽部でティンパニを演奏していたということもあり大好きな楽器ティンパニの絵柄と、今回の演奏会で素晴らしかったホルンの絵柄が揃い、とても嬉しかったです。

そして今回物販コーナーで購入したのがこちら。

ブルーダルのトートバッグです。黒色バージョンと悩んだのですが、ブルーダルらしい青色をチョイスしました。ちゃんとした写真を探していたところ、こちらのツイートを発見。先行販売だったのですね!価格は2000円でした。このトートバッグにブルーダルの缶バッチをあわせて使うとより可愛くなるそうです。ブルーダルファンの方はぜひ参考にしてみてください。

演奏を聴いて

リニューアル後はじめてみなとみらいホールに来ました。今回は二階席の真ん中の席を取ることができました。楽団員の方が入場すると拍手が起きるのは普通ですが、コンサートマスターの石田さんが入場した瞬間に更に熱狂的な拍手になるのは面白かったです。人気の高さがうかがえます。

前プロのウェーバーの歌劇オベロンの序曲は初めて聴きましたが、とても魅力的な楽曲でした。冒頭の美しいホルンの音色を聴いた瞬間に今日の演奏会に来てよかったと思えるほどに引き込まれました。テンポの切り替えもキビキビとしていて聴いていて心地よかったです。ゆったりとした部分も歌心を持って楽しませてくれるところが神奈川フィルの魅力ですね。

園田マエストロの第九は一音一音丁寧に紡ぐ演奏で、水面に光が反射しているようなきらびやかな演奏は、停滞することなく躍動感を持って進行していきました。テーマが歌手が歌っているかのように動きを持って奏でられ、ティンパニがそれを的確に引き締めているように感じました。演奏がとても魅力的で、あっという間に2楽章まで演奏が進んでしまいました。

合唱、ソリストは3楽章前入り。ソリストが入るときには拍手も起きて良いものだと思うのですが、今回は完全に無音でした。それほどにこれまでの演奏に魅入られ、お客さんの集中が高まっていたからなのかなと帰り道考えていました。長い静寂ののち、3楽章の演奏が始まります。ややゆったり奏でられる3楽章のテンポ感が絶妙で、かなり好きなテンポでした。4楽章はテーマの上行をたっぷり歌ってきかせるのが印象的でした。全体を通じてテンポの設定が本当によく、テンポ感が変わるたびにありがとうと言ってしまいそうになるくらい好きでした。そして各楽章の最後の音の締め方がとても上品にまとめられ、気品高い上質な第九に作り上げられていました。

合唱団は約40人のプロの歌手による合唱団で、オーケストラとのバランスもばっちりでした。コロナ前は圧倒的な人数、声量の合唱で聴かせるのが年末の第九といったイメージがありましたが、今回のような人数での合唱のほうが趣があって僕は好きですね(歌う側はかなり大変なんですけど、、、)。

最後に

以前かなフィル中の人(本来は中の方とお呼びするべきですが、X上はそう呼ばれているのでそのように、、、)とお食事をする機会があったのですが、今回のソリストの迫田さんが僕と大学の同期というお話をしたところ、なおさらぜひ演奏会来てくださいよとお誘いしていただいていたなとあとから思い出しましたwあのときチケット買っておけばよかったですね。とにかく当日券情報をいただけたことで名演を聴くことができて広報さんのありがたみを再認識しました。本当に行ってよかったと思える素晴らしい演奏会でした。

このあとミューザでも公演があるようですが、洗足学園音楽大学で演奏補助要員として働いていたときの学生達が合唱として参加しているようです。今回のオーケストラの演奏と一緒に歌えるとあり、素晴らしい経験になることと思います。僕の初めての第九の合唱は神奈川フィルさんの第九演奏会でした。当時とても楽しく取り組んでいた思い出があるので、良い刺激をたくさん受けてきて欲しいです。

終演後かなフィルさんとコラボ中のミナトコーヒーさんへ行ってきました。

団員さんのサイン入りカップがもらえるかも!?ということでしたが、トランペット奏者の三澤さんのサイン入りカップとめぐり逢いました。第九を聴きに行ったのに、頭の中にメサイアのトランペットのアリアが鳴り響きましたw

皆様素敵なクリスマスをお過ごしください!

動画版はこちら。