23/09/12 ホームレコーディングに中嶋 克彦さんをお招きしました。
氷見 健一郎公式サイトをご覧下さりありがとうございます。
前回に引き続き、今回もテノール歌手の中嶋 克彦さんをお招きし、4声アンサンブルのテノールパートを収録させていただきました。
前回の記事はこちら↓
収録開始
一通り曲の説明を終えると、やはり話題に上がるのは9月8日に公演された《オスペダーレ》の話ですね♪中嶋さんは官吏役を演じられ、イメージぴったりの風貌と演技、美しい歌唱がとても魅力的でした。その感動が冷め止まぬ間にお越し下さり、心より感謝申し上げます。
収録はとても順調に進み、仕上がりも素晴らしいものができたと自負しております。前回の記事でご紹介したメゾ・ソプラノ歌手の布施 奈緒子さんの録音データと合わせ、今回の収録で4声すべて完成しました(中江、氷見パートは事前収録済み)。 実際の演奏会でもソリストとして共演する4人の声はとても良く馴染み、立体的なアンサンブルとなって作品に息を吹き込むことができました。最終的な仕上げはこれからで、楽曲の完成が待ち遠しいです。
↑2020年 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第九公演(指揮 鈴木 秀美)
ソリスト左から中江 早希、布施 奈緒子、中嶋 克彦、氷見 健一郎
機材について
今回の収録でもオーディオインターフェースをユニバーサルオーディオのapollo twin x を使用しました。マイクプリアンプを始めとした往年の名機を音声データをほぼ遅延させることなくエミュレーションすることができます。様々な機材を通した音を収録することもできますし、録音音声に影響させずにそれらの音を通した音声を聞きながら収録することもできます(あとから編集する時に便利)。
我が家では録音音声に影響を与えないやり方でコンプレッサーとリバーブをかけながら収録しています。このやり方だとほとんど響かない録音部屋でも残響感を感じながら歌うことができるので歌いやすいです。マイクプリはNEVE1084とMANLEY VOXBOXがお気に入りです。実機を揃えると大きな本棚くらいのスペースが必要になりますが、このインターフェースだと機材の中にソフトウェアが増えるだけなので、たくさんそろえても部屋のスペースが圧迫されないのが良いですね♪
このオーディオインターフェースはとても良い音で録音できるので、これからも愛用していきます。
最後に、、、、
最初に宅録を始めた頃から機材もだんだんと良くなり、レコーディングがますます楽しくなってきました。ソプラノとバスだけだった収録が、歌手の方をお呼びすることでお引き受けできる仕事の幅も広がり、充実感を感じております。また素敵な曲と出会えることを心より願っております。
↑収録後3人で写真を撮りました。僕のTシャツですが、この間札幌でテレビ父さんのブラックバージョンのTシャツを買いましたw
この間youtubeで動画を観ていたらPDS株式会社のダンテさんもテレビ父さんのTシャツを着ていたのに驚きました。札幌テレビ父さんはこれからブームになって欲しいほどの愛くるしいキャラクターです。
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演奏会のご案内
今回収録にお越しくださった中嶋克彦さんと出演する演奏会が、11月18日に杉並公会堂にて行われます。詳細はこちらの記事を御覧ください。