24/02/08 心揺さぶる歌声で紡ぐ名曲の数々。麻布OB+合唱団さんの合唱指導に伺いました。
氷見 健一郎公式サイトをご覧下さりありがとうございます。
先日第一回麻布OB+合唱団特別演奏会でお世話になりました、麻布OB+合唱団の合唱指導に伺いました。本日はこちらの合唱団を紹介させていただきます。
麻布OB+合唱団とは
麻布学園OBが中心となって、2025年にベートーヴェンの交響曲第九番を麻布OB+オーケストラと共に大合唱で演奏したいという目標の元集まった合唱団です。
指揮者にはマヨラ・カナームス東京の音楽監督としてもおなじみ渡辺祐介さん、ピアニストに本田 聖嗣さんが担当されております。なお、本田さんは麻布学園OBです。
記念すべき第1回の演奏会はこちらのプログラムでした↓
麻布OB+合唱団 第1回特別演奏会 モーツァルト《レクイエム》
□麻布OB+合唱団 特別演奏会2023 - Azabu Alumni Plus Chorus Gala Concert 2023
■日時 2023年4月16日(日) 14:00開場 15:00開演
■会場 文京シビックホール 大ホール
■演奏 合唱:麻布OB+合唱団 管弦楽:スペシャルオーケストラ
■指揮 渡辺祐介
■独唱 ソプラノ: 山口清子 アルト: 布施奈緒子 テノール: 中嶋克彦 バス: 氷見健一郎
■曲目
翼をください(作詞:山上路夫、作曲・編曲:村井邦彦)
糸(中島みゆき)
心の瞳(坂本九)
混声三部合唱とピアノのための「青いフォークロア」(作詞:金子みすゞ 作曲:信長貴富)
モーツァルト《レクイエム》(鈴木優人補筆校訂版)(鈴木 優人さんも麻布学園OBです)
■チケット 全席1000円
■公式SNS
■お問い合わせ azbobchorus@gmail.com
第1回記念演奏会に出演して
昨年4月はまだブログコーナーを開設していなかったので、改めて感想など綴ろうかと思います。
この演奏会ではモーツァルトのレクイエムのソロだけでなく、その他のナンバーも合唱団の皆さんと一緒に歌わせて頂きました。日本のヒットソングをプログラムに取り入れるのも、この団の特色のひとつで、おなじみの曲が合唱ナンバーに編曲され、色彩豊かなハーモニーで紡がれます。
”みんなちがってみんないい”という金子みすゞさんの詩はとても有名だと思いますが、青いフォークロアの6曲目の《私と小鳥と鈴と》でその詩が出てきます。本田さんの素敵なピアノ伴奏にのせてそれぞれの曲を歌っていくのですが、最後の最後にこの詩の箇所を歌ったときにグッと来るものがありました。
モーツァルトのレクイエムでは、兄弟団体である「麻布学園OB+オーケストラ」が加わります。鈴木優人さんの鈴木優人補筆校訂版での演奏は、いままで聴いてきたものとの違いがはっきりわかる部分もあり、取り組んでいてとても興味深かったです。Lacrimosaのフレーズ感や、曲終わりの洗練されたハーモニーがとても印象的でした。
何と言っても麻布OB+合唱団は結束の深さが魅力的だと僕は感じています。練習でも演奏会に向けて少しでも良い演奏をしたいとストイックに取り組むのもとても好印象でした。今回の合唱練習でもそれが感じられ、とても良い練習となりました。
第2回演奏会に向けて
第2回演奏会の案内も公開されており、以下のようになっております。
麻布OB+合唱団 第二回演奏会
プログラム
男声合唱曲 さだまさし作品による 「関白宣言」ほか
女声合唱曲 ちよこれいと (詞:竹久夢二 作曲:信長貴富)
John Rutter [A clear Benediction ] [For the beauty of the earth]
混声合唱組曲 水のいのち (作詩:高野喜久雄 作曲:高田三郎)
〜〜休憩〜〜
パイプオルガン独奏
フォーレ《レクイエム》1893version
Edited by John Rutter
出演者
■指揮:渡辺祐介
■ピアノ:本田聖嗣
■ソリスト
ソプラノ:中江早希
バリトン: 黒田祐貴
■パイプオルガン:新妻由加
■合唱: 麻布OB+合唱団
■管弦楽:麻布OB+スペシャルオーケストラ
お問い合わせ先
麻布OB+合唱団 運営事務局 azbobchorus@gmail.com
第二回ということもあり、前回の演奏会からどういう曲が合うかを考えられての選曲だなと感じました。混声合唱でのリッチな響きも素晴らしいのですが、男声、女声それぞれの合唱曲が組み込まれているのが、今回の聴きどころの一つかなと思います。
ラターの楽曲と女声コーラスのフレーズ感がとてもマッチしており、ユニゾンの旋律からパートが分かれるところの広がりも練習を通じて更に魅力的になったように感じます。
《ちよこれいと》もタイトルだけみると可愛らしい曲なのかなと思ってしまいますが、楽譜をみると明るい!楽しい!といった感じではなく、どこか切なさや、味わい深さを感じるメロディがとても魅力的な楽曲でした。この世界観と声の音色がマッチした演奏になり、とても良い曲に出会ったなと良い収穫になりました。
男声コーラスでは、さだまさしさんの名曲をコーラスアレンジされたものに取り組みます。個人的に北の国からのあのメロディしか馴染みがなく、初めて聴く曲の割合のほうが多かったのですが、こちらでも感情揺さぶられる名曲に心が震えました。
お恥ずかしい話、オリジナルを知らず練習に挑んだのですが、合唱練習でハマってしまい、練習後リピートしてさだまさしさんの歌を聴きながら帰ってしまいました。おすすめのアルバムを監督にご紹介頂いたので、こちらでもSpotifyのリンクを掲載致します。曲が良いのか、歌が良いのか、、、両方ですね♪
最後に
ということで今回は麻布OB+合唱団をご紹介しました。合唱練習の時間と曲の区切りが良いところとなり、今日はここまでですかね?と言ったのですが、”最後にもう一度お願いします”と申し出てくださり、最後の通しで歌ったさだまさしさんの楽曲がとても感情豊かな歌唱だったのが心に染み渡りました。
本番のみなとみらいホールの豊かな響きにのせての演奏がとても楽しみです。ぜひ3月17日、お出かけいただけますと幸いです。
なお活動の様子は公式インスタグラムなどを御覧ください。