24/02/16 祝!国の登録有形民俗文化財登録、魅力あふれる町、北海道鷹栖町を紹介します。

氷見 健一郎公式サイトをご覧下さりありがとうございます。

いま中江 早希がふるさと応援大使を務める町、北海道鷹栖町に滞在しておりました。今回は魅力あふれる町【鷹栖町】、そして国の登録有形民俗文化財に登録された馬の装蹄具についてもご紹介していこうと思います。

鷹栖町とは

鷹栖町のマスコットキャラクター
”あったかすくん”

北海道のほぼ中央、上川支庁管内の中心部に位置し、和寒町、北海道第二の都市旭川市に隣接しています。周りを小高い山に囲まれ、全体的には盆地状をなし、中心部を石狩川に注ぐオサラッペ川が北から南へ貫流しています。

トマトジュース「オオカミの桃」で知られる鷹栖町は中心部からJR旭川駅まで車で約25分という利便性の高さと、それでいて豊かな自然に囲まれた住み良い環境にあります。品質・収穫量とも道内屈指の稲作、付加価値の高いきゅうりの生産など、もともと良品質な農産物の供給地帯であり、さらに現在は積極的な企業誘致により、農・商・工一体となった地域複合産業の形成を目指しています。旭川鷹栖インター、旭川北インターの開通で札幌圏へのアクセスもより容易になっています。(行政HPより引用)

鷹栖町の名前の由来

アイヌの人たちが現在の鷹栖町一帯を、”大きな鳥の棲むところ”の意味である「チカップニ」と呼んでいたそうで、音訳して「近文」という文字をあて、それを意訳して「鷹栖」(たかす)と命名されたのが有力な説とされています。

一方、明治8(1875)年頃から富山県から入植が始まったとき、富山県鷹栖村(たかのすむら)からも入植者がいたとされています。その入植者たちが鷹栖村(たかすむら)と呼んでいたとの推論もあるそうで、富山県が関係しているのはなかなか興味深いですね。現在富山県鷹栖村は砺波市に合併されました。その他にも様々な説があるそうで、ロマンが広がります。

余談ですが、氷見という名字の多い地区というのを調べたことがあるのですが、富山県が一番多いのは予想が付きましたが、東京に続き、確か3位あたりが北海道旭川だったんですよね。昔富山の方が多く北海道に出向いたことが予想されます。

鷹栖町の名産品

鷹栖町の名産品を上げると、北海道有数の稲作地域ということでお米(ななつぼし、きらら397)や、ブランド牛の鷹栖牛、蝦夷鹿の加工品、そして以前ご紹介させていただいたトマトジュース(オオカミの桃)があります。

お米のななつぼしはをよく頂くのですが、ちょうどよい粘り気が食べごたえのある美味しいお米です。

そして一緒に鷹栖牛の混ぜご飯という缶詰商品があり、そちらも食べてみました。缶詰にありがちな塩辛い味ではなく、炊き込みご飯の優しい味に虜になりました。

ご飯と一緒に炊くのではなく、炊いた後のご飯に混ぜるだけなので炊き加減などはいつも通りで良いのも嬉しいポイントです。

トマトジュースに関しての記事はこちらを御覧ください。

23/08/12 北海道鷹栖町からの贈り物!豊かな大地で育まれた自然素材100%の極上トマトジュース”オオカミの桃”を紹介します。

  皆様、氷見 健一郎公式サイトを御覧くださりありがとうございます。 本日北海道鷹栖町のふるさと応援大使を務める中江 早希宛に鷹栖町町役場様より名産トマトジュース”…

音楽のあふれる町、鷹栖町

たかすメロディーホールの使用について|子育て・教育|鷹栖町

鷹栖町には《たかすメロディーホール》というホールがあります。座席数約500席の空間には、ユーカラ織りを用いた椅子が並び、とても可愛らしい内装になっています。

映画《羊と鋼の森》のロケ地にもなったようで、地元の方もエキストラとして参加されていたようです。ピアノの調律師さんの話なのですが、ぜひご覧いただけますと幸いです。
アマゾン・プライム・ビデオでは追加料金が必要ですが、ラインナップには入っていたのでリンクを貼っておきます。

たかす混声合唱団さんや、鷹栖町すみれ合唱団さんと合唱団の活動も盛んで、こちらのホールでの音楽祭にて歌声を鑑賞したこともありますし、札幌交響楽団さんの公演も催されていたりと町の方からとても愛される空間となっております。

その他にも音楽にゆかりのある名前の場所もあり、メロディー橋という橋が観光スポットのひとつになっています。橋の側面の柵にはグロッケンの鍵盤が取り付けられており、《夕焼け小焼け》のメロディーを奏でることができます。この橋の面白いところとして、往路、復路どちらからでも旋律を奏でられるということです。行き帰りで一日2回楽しめる嬉しい工夫だと思います。

昭和56年にこちらの橋を永久橋化する工事をするにあたり、当時の町長さんが、なにか特色がほしいということで、関係者で考えた結果音楽が楽しめる橋になったそうです。

この音楽という要素が町のシンボルに加わった結果、ホールや、音楽にちなんだ名前がついた地域ができるなど、音楽のあふれるまちづくりのきっかけとなったとされています。

指揮者の高関 健さんもこのメロディー橋で《夕焼け小焼け》の旋律を奏でられたことがあります。その様子の動画もご紹介致します。

文化財登録される、馬の装蹄具を見に行く

”鷹栖町郷土資料館に所蔵されている、馬の装蹄用具および関連資料が、1月19日(金)に開催された国の文化審議会文化財分科会において、登録有形民俗文化財へ登録するよう文化庁長官へ答申がなされました。3月には、官報告示をもって正式決定されます。”

町の広報誌、《広報たかす》 令和6年2月号にこのように掲載されていたので、気になり実際に見に行ってきました。

馬の蹄鉄だけ登録されたと思っておりまして、そこばかり眺めていると、その一帯所狭しと並べてあるものすべてが登録の対象ということを教えて頂きました。その数なんと399点!すごい数でした。

蹄鉄と一言で言っても、季節や、馬に頼る作業の種類によって形などを使い分けていたそうです。というのも水田地帯として鷹栖町は発展してきたようで、大正から昭和時代にかけて農耕の主力だった馬で畑を耕す「馬耕」が盛んだったとのこと。

実際に馬が家にいて、世話をしていたんだという話も伺うことができました。当時の話を話しながら、丁寧にブラシをかけてあげる様子なども再現してくださり、馬との信頼関係で成り立ってきた素敵な街なんだなということが窺い知れました。

装蹄具の他にも、鷹栖町の歴史を物語る展示がされていました。こちらの資料館の他にも予約することによって見ることができる資料館が別にあるそうで、そちらの展示品にも興味が湧きました。

装蹄具の他におもしろいなと思ったのが、こちらのメロディー橋の鉄琴鍵盤を鳴らすためのマレットですね。

写真の説明書きの通り、現在は小さいマレットが鍵盤一つずつに取り付けられ、バチを用意しなくても音楽が奏でられるようになっています。このマレットで鳴らした音色はどんな音だったのだろうかと想像力が掻き立てられました。とてもかわいらしいマレットです。

最後にこちらの資料館ができるまでという資料を頂きました。町民の皆さんから展示してほしいと集められた展示資料、その数1500点を開館当日までこだわってレイアウトした話など、とても興味深い話がたくさん書かれていました。また機会がありましたら改めてご紹介させていただければと存じます。

 

最後に

今回は北海道鷹栖町についてご紹介致しました。鷹栖町の名観光スポットである、パレットヒルズという丘から眺める大雪山はまさに絶景です。旭川周辺にお越しの際はぜひお立ち寄りください。その際はメロディー橋での演奏もお忘れなく!

現在鷹栖町滞在編の動画を編集中です。山形県天童滞在編と並ぶボリュームに現在なっており、公開までもう少し時間がかかるかなといった予想です。こちらの動画も楽しみにお待ちいただけますととても嬉しいです。

 

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